ポンプ車倉庫新設要望書

令和5年10月18日

宮城川崎町

町長 小山修作 様

                               川崎町青根行政区

                     行政区長 佐藤清彦

 

要望書

~ 防火防犯の要たる消防ポンプ車を地域で最も有効に活用するために ~

 

 本要望書の趣旨

地域の中でもっとも世帯数が密集し、すべての消防団員が居住し、地域住民の協力体制も整いつつある別荘分譲地内の「グリーンスパ北地区」に新たに消防ポンプ車用倉庫を建設してください。

 

 要望の理由と補足

①既設倉庫の老朽化対策です。

  複数個所からの雨漏りが絶え間なく、本格的な修理が必要です。

  シャッター巻き上げ部分が故障しています。手動にて重いシャッターの上げ下ろしを余儀なくされています。

すでに建築から31年が経過し建替えの時期です。建設は平成4年2月(総務課)。

②消防団員が機動よく活用できるように建設場所の変更が必要です。

  既存の倉庫がある「青根温泉地域」の世帯数は青根行政区内の2割も満たしません(37世帯)。一人も消防団員がいません。

「別荘分譲地」の世帯数は8割を超えています(263世帯)。地方移住のニーズや空き家バンク活用等もあり、また川崎町の子育て応援諸施策で子育て世帯が増え、今後の人口増加が期待される地域です。

※前述の世帯数は住民未登録や別荘利用世帯も含みます。令和5年6月の推定値。

今年3名もの現役世代の消防団員が増え、現在6名の消防団員全員が別荘分譲地に住んでいます。消防団員が機動良く消防ポンプ車を活用できる場所に倉庫があることがベストな施策です。

 ③別荘分譲地近隣の山火事を教訓に、消防団が地域住民と共同し初期消火のための講習会の実施など地域ぐるみの防火防災の機運が高まりました。この高まりの中で消防団の役割も明確になり、地域住民の後押しで3名もの新団員が誕生しました。ただし、消防団員の機動性を高めるために既存の倉庫を使わず班長自宅に消防ポンプ車を常駐させています。やむを得ずの「青空駐車」になっています。本来なら倉庫に格納することが必須です。

 ④青根温泉地域は引き続き重要な地域です。歴史ある温泉地であり、じゃっぽの湯をはじめ川崎町直営の観光施設もあります。日々多くの観光客や入浴客が訪れています。住民世帯数だけでは測れない防火防災対策の重要地域です。ポンプ車の倉庫を別に移しても移さなくても消防団員が消防ポンプ車で青根温泉地域の火災現場に駆け付ける時間に違いはありません。

 

 付帯

①すでに候補地のめどはついています。更地で砂利も敷き詰めています。建設を進める方向性が決まり次第、正式な地主との交渉は当方で実施できます。

②既存の倉庫は管理に支障がない限り現状のまま残す方策も検討願います。将来、青根温泉地域単独で、或いは新設する倉庫が何らかの理由で使用できなくなった場合にまだ使用価値が残っています。また、公民館青根分館が廃止となりテントをはじめ青根行政区の機材が屋根はあるものの壁がなく吹き曝しの場所に保管しています。その倉庫としての活用も検討できます。

 

以上

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