本日11時過ぎに山林火災がありました。
場所は別荘地グリーンスパに隣接する「百のやど」の裏山斜面です。
約100m四方が燃えました。
直接の原因は、ソーラーで発電した電気をためる蓄電器から出火し、近くの山林に広がっ
たものです。
蓄電池からの出火原因はメーカーで調査中です。
南⻄の風が強く、あっという間に裏山の斜面を火が駆け上がったものです。
住宅や人身への影響はありませんでした。
但し消火作業でグリーンスパの消火栓を使用したため南地区の井⼾⽔が枯渇し一部で断⽔
になりました。現在は復旧しています。
①火事場全景
②出火元の蓄電器
③燃えカス(丸太)
④燃えカス(枝葉)
⑤燃え残り(伐採枝葉放置)
⑥地下式消火栓閉栓できず水漏れ
■対応メモ■
①蓄電器からの出火原因はメーカーが調査中です。原因究明と対策が終えるまで、百やどはソーラー電源を使用せず、既存電力線からの電気で営業を続けます。
②蓄電器を屋内に設置する場合もあるそうです。幸い今回は外に設置していたため家屋被害はありませんでした。
③百やど責任者からの直接の入電と近隣住民が自宅に知らせに来て火事を認識し出動しました。ポンプ小屋にポンプ車取りに行くことよりまずは直接火事現場に向かいました。まだ消防署到着していませんでした。
④百やどの合同会社百のメンバーと近隣住民で燃え広がる林野の炎をスコップ等でたたいて消す作業を行いました。
⑤消防署が到着しグリーンスパ北地区の地下式消火栓と南地区の通常消火栓からホースを伸ばし、消火活動が開始されました。
⑥近隣消防団員も駆けつけ、消火活動の手助けをしました。
⑦消火を確認し、消火後待機のため、ポンプ車を取りに行き、3時頃まで待機しました。
⑧待機には団長と分団長及び役場班3名の応援をいただきました。
⑨途中で自宅に戻りお茶のペットボトルと紙コップを持参し全員でのどを潤しました。
煙がひどくのどの痛みがしばらく続きました。
飲み物をポンプ車に常備することにしました。
⑩グリーンスパの消火栓からの水圧は申し分なく火事現場の山頂でも大量に放水ができました。
消火栓はグリーンスパの井戸水が水源で、南地区が一時断水しました。
火事現場はちょうど防火水槽設置予定地でした。
設置が待ち焦がれます。
⑪グリーンスパ北地区の地下式消火栓の閉栓がしっかり行えず、水がちょろちょろ漏れた状態になりました。
3月1日に鈴木環境サービスに現場を見てもらうことになりました。
⑫森林や林野、野原の初期消火には「スコップ」が威力を発揮します。
スコップの腹を下に大きく振り下ろすと一気に火が消えます。
ポンプ車積載のスコップの量を増やします。
背負って運ぶ手動の水ポンプよりもスコップの方が一気に消えます。
⑬煙でのどをやられます!簡易なものでもいいので防煙マスクを常備できないか探してみます。
⑭ポンプ車置き場が青根温泉の山の上にあります。
消防団員自宅近くに駐車しておけないか保管場所の検討を行います。
消防団員は全員別荘地に住んでおり、別荘地の世帯数が8割にもなっています。
より有効に早くポンプ車を利用する上でも消防団員の近くに保管できるよう検討します。
⑮翌日3月1日は新しいポンプ車が納車される日でした。
現在のポンプ車は最後の日にも有効に働いてくれました(謝)。