地下式消火栓!悪戦苦闘

令和3年9月4日(土)消防団自主活動の報告です。

本日は、別荘地グリーンスパの「地下式消火栓」の点検を行いました。

 

【1】グリーンスパの北地区には地下式消火栓が5基あります。

道路の下に埋め込まれています。

道路にその蓋が見えます。

道路にあるふたを開け、ホースを突っ込んで、水を放水してみる点検です。

【2】点検結果

5基ともに放水ができました。

5基ともに最初に「赤茶色」の水がドロドロ出てきました。2年前に点検したばかりなのに。毎年点検が必要かもしれません。

 【3】重大な問題(課題)を確認できました。

1)まず地下式消火栓の説明です。写真はサンプルです。

矢印A:ホース接続口です。ここに消火ホースを差し込みます。

矢印B:取り出しレバーです。消火ホースを外す際に、このレバーを引き上げます。

矢印C:ホース接続口の蓋(カバー)です。

矢印D:T型ハンドルをここに差し込み、回すと、水が出ます(蛇口の役割です)。

2)以下の写真が実際の地下式消火栓です。 

①ホースがなかなか外れませんでした。矢印Aの接続口の周りが小石やサビが多く付着していて、矢印Bのレバーがその小石やサビが挟まってカチッと引き上げられず、ホースが外れませんでした。レバーを何度もカチャカチャ動かし、矢印Aの「溝」に溜まっている小石やサビを取り除き、やっとホースを取り外すことができました。他の消火栓も同様に小石やサビが多く、ホースを取り付ける前に、矢印Aの接続口をタオルでこすって小石やサビを落としてからホースを接続しました。次回はステンレスのブラシを購入して小石やサビを落とします。

 

②矢印Dもさび付いているのか、非常に回すのに苦労しました。閉める時も、しっかり絞めないと、水がちょろちょろ出て止まりませんでした。

 

③ホース接続口を小石やサビから守るため、しっかりと矢印Cのキャップを取り付けられるようにしなければなりません。5基ともに、キャップがサビていて、そもそも使用できない状態です。キャップだけでも新たに準備する必要があります。

 

④いずれにしろ設置から30年が経過しています。点検も2年前に初めて行った状態です。消火栓自体の交換が必須です。この地域には防火水槽がありません。なおさらです。住民自身でも手軽に操作できるように、新規更新を管理会社に要請します。