事故寸前!ポンプ車滑り落ちる!

 積雪の坂道でポンプ車が登り切れずに途中で止まり、突然、後ろ向きに15mほど滑り落ちてしまいました。幸い、無事にガードレール直前で停止しました。ガードレールの奥は崖!

 大変怖い思いをしました。同乗者には大変怖い思いをさせてしまいました。時が経つほどにその怖さが増してきました。消防団という「公務」中の出来事でもあり、詳細をここに記して教訓とします。

 

日時:令和2年1月5日(日)午後1時半ごろ

天候:小雪

場所:別荘地サバトの森柴田農林高校演習林向かい側の急坂道(川崎町前川沼ノ平山4 )

路面:積雪数センチメートル

内容:

①場所はポンプ車のローギヤ―にてやっと登れる急な坂道です。初めて積雪の状態で走行しました。ローギアーで登っていたところエンジンが止まりそうになりました。(セカンドギアーなどで登るとエンストしそうになるのと同じ状態)。エンスト直前にクラッチを外しブレーキを踏み停止しました。

②突然、後ろ向きにポンプ車が滑り始めました。滑りを弱めるために「ブレーキのポンピング」を繰り返しました。最初はまっすぐに滑り、その後少し左側に横滑りしながらも、左側のガードレール直前で停止しました。側溝に脱輪したり、何かにぶつけたり、という事故には至りませんでした。

考察:

①ポンプ車が止まりそうになったのは、スリップが原因ではありません。積雪があったためタイヤの踏ん張りがきかなかったからか(であればこの場合スリップすると思われるが)、または、「PTOレバーの故障」の影響で「荷台の吸排水ポンプも稼働」していたため走行馬力が普段より落ちていたからかとも思います。

②積雪がある坂道でポンプ車を停止させれば、当然ながら坂下方向へ滑り落ちる可能性が非常に高いです。夏場でもローギアーでしか登れないほどなので、積雪時の走行はやめるべきでした。

③30歳後半のころに「坂道で車が滑り始めたた時の緊急避難方法」を教えられた記憶が残っていました。「ハンドルはまっすぐのまま」「ブレーキはポンピングを繰り返す」が功をなし無事停止することが出来ました。たまたま結果が良かっただけですが。

④あらためて、沼ノ平山のパトロールは「積雪時」「凍結時」や「雨でぬれている時」は中止します。